皮脂の働きについて

頭皮の脂はハゲ・薄毛の原因になるイメージがありますが、それは過剰に分泌された皮脂に限ってのことで、頭皮には適度な皮脂が必要です。

ハゲや薄毛で悩む方には、頭皮が皮脂でベトベトである傾向が多く見られます。過剰な皮脂の分泌は脱毛の大きな原因でもあります。皮脂分泌の過剰は、皮脂腺内の5α-リダクターゼとテストステロンが反応し、5α-DHAが活発に生成することにより発生されます。

なぜ過剰な皮脂の分泌が脱毛症の原因になるかというと、皮脂が頭皮全体を覆い尽くし毛穴にもこびりつきます。またべとつく皮脂はほこりやゴミなどを付着しやすく、頭皮を不衛生な状態にしてしまいます。このままでは頭皮が皮脂にコーティングされた状態になり、酸素配給が不十分な状態となります。

毛穴にこびりついた皮脂やほこり、老廃物などはシャンプーだけでは完全に洗い流すことが難しい為、どんどん老廃物が蓄積されていく状態になります。このような不衛生な頭皮では細菌が繁殖しやすく、炎症を起こしたり毛母が細胞分裂できなくなります。

いくら質の良い育毛剤などを使用しても、この毛穴に皮脂や老廃物がつまった頭皮の状態では育毛剤が毛穴に浸透しないため、毛髪に栄養が届きません。皮脂の過剰分泌を改善するには、バランスの摂れた食事とヘアケアです。

特に近年、日本人の食生活はライフスタイルも以前とは異なり欧米型にシフトしてきました。男女を問わず忙しい日常生活でゆっくりと時間をかけて食事をするということもままならないでしょう。偏食、運動不足、睡眠不足は脱毛の原因になるだけでなく、生活習慣病になる可能性もあるので気をつけたいですね。